脱水症は年齢関係なく起こりますが、高齢者はなりやすいうえに重症化しやすいため注意が必要です。
「高齢者の世話をしているが、四六時中みておけない」というご家族も多くいらっしゃいます。
なぜ、高齢になると脱水症のリスクが大きくなるのでしょうか。
今回は、高齢者が脱水症になりやすい原因を紹介します。
▼高齢者が脱水症になりやすい原因
■内臓の機能低下や排尿回数の増加
脱水症と深く関係する大きな要因は、加齢とともに低下する内臓の機能低下です。
とくに腎臓の機能低下は水分調整を乱し、排尿障害にも影響を及ぼします。
結果として、必要な水分が失われる原因となりえるのです。
■体内の水分量の低さ
高齢になるにつれ食事や水分の摂取量が減り、体内の水分が減少する傾向にあります。
また体液を多く含む筋肉が減ることも、脱水症になりやすい一因です。
筋肉量を保つため、こまめな運動と適切な食事を心掛けましょう。
■のどの渇きに気付きにくさ
年齢を重ねのどの渇きに対して鈍感になりやすいため、水分補給の回数が減ることも注意したい点です。
また
認知症により、水分補給そのものを忘れてしまうケースもあります。
ご家族が、高齢者の方にとって水分補給しやすい環境を整えてあげることが大切です。
▼まとめ
高齢者が脱水症になりやすい原因は、身体機能の衰えが関係しています。
年齢を重ねると筋肉量の減少によって体内の水分量が減り、そのうえ感覚機能が低下するので必要な水分を補給しにくくなるでしょう。
また内臓の働きが悪くなると、排尿回数の増加で、脱水症になるリスクが高まります。
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